【コラム】iPhoneはパンツと同レベルである。

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【コラム】iPhon…

2019/06/24

これだけは言わせていただきたい。
iPhoneは、じつはめちゃくちゃ尊いものである
これがわかっている人がどれだけいることか。

さらにこの事実もちゃんとわかっているのだろうか。
ヴィ◯ンの財布よりも、自転車よりも、ル・ク◯ーゼの鍋よりも高価なのに
ヴィ◯ンの財布よりも、自転車よりも、ル・ク◯ーゼの鍋よりも遥かに壊れやすい。

それなのに！
みんなiPhoneを壊しすぎである。
毎日毎日どれだけの液晶画面を交換していることか。
どれだけiPhoneを落としているのか。

いや、正直にいうと壊すのはかまわない。
なぜならわたしたちはあなたが壊してしまったiPhoneを
修理することでご飯が食べられるからだ。
だから大いに破壊していただいて問題ない。

ここで問いたいのはそんなことじゃない。
あなたはヴィト◯の財布をシュレッダーにいれたり、
自転車にジャイアントスイングをかけたり、
ル◯ルーゼの鍋でボウリングをするのか？
ということだ。

ぜったいにしないはずだ。
東京タワーの上に置いてみたり、
橋の欄干に義経のごとく設置してみたり、
まちがってもしないはずだ。

それなのにあなたたちはiPhoneを川辺の岩の上に簡単に放置する。
スキニーデニムの後ろポッケに無理やり押し込む。
肩と耳の間にiPhoneを挟んで通話する。

これはリスクでしかない。

iPhoneをなめないでいただきたい。

iPhoneがどれだけあなたの生活を輝かしいものにしてくれていることか。
いまやパンツと同じくらい必需品になっていることを本当に理解しているのか。
あなたがパンツをなめているという話ではない。

iPhoneがあれば何もこわくないと思っているだろう？
歯医者の待ち時間も、異臭のする満員電車で、入場制限のUSJでも
画面にむかってスワイプしていれば勝手に時間はすぎていく。
普通電車からのぞみにグレードアップだ。
時間をすすめることに関してはもはやドラえもんは必要ない。
ヤフー天気でどれだけ再洗濯せずにすんだか？
しらない場所に迷わずたどりつけたのはなぜか？
思い出をたくさん記録できるのはなぜか？
指示したことはまちがいなく１００％こなし、
しかも一切文句を言わない。

まるで全知全能の秘書だ。
iPhoneを舐めないでいただきたい。
iPhoneは、実は現代において最強の相棒である。
iPhoneにできないことは、主を選ぶことだ。

ひょっとしたら家族よりも当たり前になっている人もいるのではないだろうか。
そうでなくても、すくなくともテレビよりは当たり前になっている人は多いだろう。

ここで忘れてはいけないことがる。
当たり前のほうが尊く、価値があるのだ。

希少価値なんて言葉があるが、あれはただの新しもの好き、
流行りもの好きの道楽でしかない。
希少だということはときに変なものでもある。
純金のトイレなんて冷たくて座っていられない。

日々にひつようなものはそんなものじゃない。
注いでもこぼれない急須
さっと履ける靴
まっすぐな箸
意外とそんなものだ。

「ただそこにあるもの」

わたしにとっての真の価値とはここにある。
iPhoneはただそこにあるもののひとつ。
あることにほとんど気を配らないが、
ないと本当にこまるものだ。

まさにパンツと同レベルだ。

そんな家族同然のiPhoneを大事にしないなんて、言語道断である。
心の平穏も喜びも効率もiPhoneが運んできてくれているのだから。

わたしはiPhoneを守るために投資したり、
リスクの高い扱いをしないようにしている。
自分自身がベストであるために。

iPhoneはめちゃくちゃ尊いものなのだ。

修理ができるほうがありがたいので壊れるのは仕方がないし、